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イエロビアド TRPGシナリオ #4
追え!真夜中の大怪盗 <準備中>
§0 プレイ前準備
■プレイデータ

(アリアンロッドRPG 2E 準拠)

プレイヤー人数:4人ほど
キャラクターレベル:2~3

■予告ストーリー

その日、君らに舞い込んだ依頼は、今をときめく大怪盗の手からとある宝石を守ること――
月明かりの下、鐘が鳴り響く真夜中の教会で君らを待ち受けていたものとは……?

§1 昼の街(オープニング)
■ブリアンツ王国 王都

とある日の昼。プレイヤー(以下PL)は各自街のどこかで過ごしていた、という状況。
まずプレイヤーの誰か一人が酒場(エリアP)に、他のメンバーはマップのどのエリアにいるかを自由に指定させる。(同行も可)。酒場ではメインのイベントが起きることを説明すること。
(PLが迷うようなら、「オススメは広場とか商店街、住宅街あたり」と誘導)

以下、それぞれのシーンの描写を開始(酒場のエリアPから始めること。)

■エリアP 酒場

※始めにこのエリアから描写すること。

冒険者である君たちの拠点となっている酒場。PL(ここを選んだキャラ)は席に座って飲み食い等している状況。店内にはだまたま客はPL一人。(他には店のマスターがいる。噂話など適宜可能)

しばらくすると、一人のシスター(マリーザ 図1)が店にやってくる。偶然にも店内にはPLだけだったので、彼女はPLに依頼を持ちかけてくる。


図1 マリーザ


図2 予告状

マリーザ「わたくし、センチュリア聖教会のシスター、マリーザというものです。実は先日、こんなものが教会に届きまして…」
(予告状(図2)を見せる。日付は今日であることをGMが説明する)
『天の蟹の月、十一夜の晩、12の鐘が鳴り響くとき、バジリスクの瞳を頂きに参上つかまつる 怪盗アントワネット』

周りを見回し、小声になるマリーザ。
マリーザ「『バジリスクの瞳』というのは、我が教会に密かに伝わる聖遺物でして。長いこと公にはしていなかったらしいのですが……とにかく今晩の警備をお願いしたいのです。四名ほどで、一人400Gでいかがでしょうか」

<『バジリスクの瞳』>
【アイテム鑑定】(難易度8)
それが放つ光を見ると体が石化してしまうという呪いの宝石。邪悪な魔術師の魔力が封じ込まれた宝石だとか、文字通りバジリスクの瞳が宝石化したものだとか言われている。

<PLが渋るようなら>
マリーザ「さらにいまなら聖水おひとつプレゼントしちゃいます!」
『聖水』を一つもらえる。

<マリーザにバジリスクの瞳について訊いた場合>
マリーザ「宝石は箱に入った状態で保管されてたそうです。 実際の見た目は宝石というよりも黒くくすんだ石みたいでしたねえ。危険な遺物という話ですが、見た限りでは特になんとも無かったですよ」
マリーザ「そういったものが教会にあるとは存じてませんでした。知っていたのは司教様だけではないでしょうか」

<マリーザにアントワネットについて訊いた場合>
マリーザ「あら、ご存じないのですか? (なぜか嬉しそうに)アントワネットといえば! 今、この都を賑わせている怪盗ですよ! もっぱら金持ちを相手に、あえて予告状を出してから華麗に獲物を盗む、神出鬼没の大怪盗です!」

PLが依頼を許諾する流れに。(ここはGM権限で進める)

マリーザ「ありがとうございます。では今晩11時に教会へお越しください。裏口の方でお待ちしておりますわ」

<追加情報(聞き込みなど)>
【感知】(難易度10)
酒場のマスター「アントワネットは、美しい金髪をなびかせた怪盗らしいぜ」

■エリアA 見張り塔

立ち入り禁止の看板がある。
他は特になし。

■エリアBCDOQ 住宅街

いつも通りの住宅街。
PLが歩いていると、人々の噂話が聞こえてくる。

【感知】または【幸運】(難易度8)……成功で以下の噂話(PL二人分)が聞ける。
通りすがりのじいさん
(初回のPLの場合)
「わしは遠く東の大陸からこの町へ来たんじゃ。知る人ぞ知る伝説の店、”ぱふぱふ屋”を求めてな。町の南西あたり……(エリアKを指さして)この辺りにあるという噂なんじゃがのう…」
通りすがりの青年(二人目のPLの場合。住宅街にPLが一人しかいない場合はこれも開示して良し)
「俺この前の夜、話題のアントワネットってのが衛兵から逃げてるところを偶然見たんだ。
顔は暗くてよく見えなかったけど、あの細い体つき…アントワネットってもしかして女なんじゃないかなあ」

■エリアELM 商店街

武器や防具の店などがあり賑わっている。

【幸運】(難易度8)……成功すると、なんとなく入った防具屋で「半期に一度の鎧感謝デー」が開催されている。胴部防具が半額で買える。

■エリアF 正門
衛兵が門を守っている。
他は特になし。
■エリアGH 広場

人々の憩いの場となっている広場。
見ると、お婆さんが何か落とし物を探しているようだ。
婆さん「メガネメガネ…ああ、そこの方、メガネをこの辺で落としてしまったんじゃが、探すの手伝ってはもらえんかねえ」

<探すのを手伝う場合>
【感知】(難易度8)……無事メガネを見つける。
婆さん「おお、ありがとうねえ。お礼にこれを差し上げますねえ」(HPポーションを一つくれる)

■エリアIJ 橋
簡易な柵が置かれており、『工事中につき夜間通行止め』という看板がある。
他は特になし。
■エリアK ????屋
『営業は夜から』と看板が下がった店がある。店内は暗くてよく見えない。
他は特になし。
■エリアN 教会

静かな教会。中に入ると老年の司教が人々に教えを説いている。(マリーザは今酒場にいるので不在)

<司教に話しかける場合>
司教
「(ぷるぷる震えながら)お祈りにきなさったのかな、結構結構。今なら聖水が一つ500Gのところを、450Gでお売りしますぞ」(購入可能)

<マリーザについて訊く場合>
司教「おや、彼女を知っておられるのかのう。マリーザは手先が器用だし、随分体力もあるし、なんとも頼りになるシスターじゃ」(司教はマリーザについてはこれ以上のことは知らない)

§2 その日の夜
■酒場

午後10時くらい。PLが全員集まっている。昼間に得た情報の交換などをしている描写。
他に特に無いならそのまま教会へと促す。(何か理由が無い限りは他のエリアへ行くことは不可とする。)

■センチュリア聖教会 裏口

裏口でマリーザが待っている。
マリーザ「来てくれたんですね」とシスター。
先頭に立つPL(もしくはリーダー格のPLなど)に笑顔で握手をしてくる

【感知】握手をしたPL(難易度9)……そのPLは握った手にかすかな魔力を感じた。

<そのことをマリーザに問う場合>
マリーザ「え? ああ、夕方に聖水風呂でゆっくりしていたせいかしら?」
(マリーザはそれ以上は答えずにごまかす)

マリーザ「では皆さんこちらへ。宝石は今、鐘楼の最上階に移してあります」
マリーザが先導して階段を上る。

■センチュリア聖教会 最上階

図1 最上階 MAP

階段を上がったマリーザは「あら?」という顔をした。
そこには司教と、そして王国の衛兵隊の姿が。(図)
衛兵隊は、隊長とその部下A~Dの計5人。
隊長「うおっほん。今晩ここに、にっくきこそ泥アントワネットが予告を出したと聞いてやってきた。今度こそ奴を捕まえるチャンス。当然警備させてもらう」
司教はぷるぷるしながら、少し戸惑っている感じだ。
司教「はて……? あまり大ごとにしたくなかったんじゃが……誰かが連絡したのかのう?」

<司教に対して、なぜ大事にしたくないのかと聞く場合>
司教「これは、何やらいわくつきの宝石だそうで。そんなものが聖教会にあるというのは、あまり世間に知られたくないのでのう」

衛兵隊は二手に分かれて、窓側を警戒している。
問題の宝石は台に置かれてる。一見すると宝石というより黒くくすんだ石。
ここから12時まで、PLはある程度自由に行動可能。
(特にすることが無くなったらセクション3へ)

<PLが宝石を偽物とすり替えようなど試みる場合>
隊長「おい、そこの! 勝手なことするな! 宝石に触るんじゃない!」
隊長のせいでそういった小細工はできない、という説明をする。
(それ以外の罠などは、可能な範囲で許可。後の戦闘で有利になるように調整する)

<マリーザに話しかけた場合>
マリーザ「あの隊長さん、ずっと怪盗を追いかけてるんですけど、いつも面白いように手玉に取られるんですよ。ですので私は皆さんの方を頼りにしてます」
なぜそんなことを知っているのかと訊いても、
マリーザ「それは、まあ、都中の噂ですし?」と答える。

<隊長に話しかけた場合>
隊長「ふん、お前たちは教会側が雇った冒険者か? なんでもいいが、我々の警備の邪魔をせんようにな!」
アントワネットが女である噂に対しては、
隊長「奴が女だという噂だが、ここだけの話、事実だ。女泥棒なんぞに振り回されるとあっては衛兵隊の恥。このこと、口外せんようにな!」

<それぞれの部下に話しかけた場合>
部下A「(軽い調子で)まあ、隊長、どうせ今回も逃げられちゃうんじゃないっすかあ?」
部下B「(比較的冷静に)今回の、奴にしてはずいぶん華の無い獲物だな」
部下C「(ガチガチに緊張して)自分、新人で今日が初めての任務であります。緊張でトイレが近いであります」
部下D「(うっとりとして)僕、実を言うと華麗なアントワネット様のファンでして。あの美しい金髪、麗しい立ち振る舞い……ああ、僕の心も盗んでほしい!」

§3 モンスター襲来
■(引き続き)センチュリア聖教会 最上階

図1 最上階 MAP

(現在、図のような立ち位置であることを説明する。)
夜が更け、辺りも静まったころ、鐘楼の12の鐘が鳴り響く。
「……何も、起こらないな……」
誰かがそう言ったとき、フロアの四隅から黒い霧が立ち込め、それは魔物へと姿を変える。場は騒然となる。
隊長「(剣を振りかざして)おのれ、小癪な! 総員かかれ!」と叫んでいる。
マリーザ「司教様、私の後ろへ!」と言いつつ、セクシーな太ももからナイフを取り出し戦闘の構えを取る。
そしてPLたちにも、魔物が襲い掛かる!

★戦闘
・マミー ×3
・アースエレメンタル ×1
(それ以外のモンスターは無視して問題ないことをPLに説明すること)

■戦闘終了後

なんとか魔物を倒したPL達だが、当然戦いに集中していた訳であり……。(ちょうど同じくマリーザが魔物をせん滅、衛兵たちはまだ戦いを続けている状態。)

<PLが宝石のことを確認する場合>
・・・PLたちは、台座にあったはず宝石が跡形もなく消えていることに気づく。

<確認してこない場合>
・・・≪ワイドアタック≫で周囲の敵を一掃したマリーザが異変に気づく
マリーザ「宝石が!」

(いずれの場合も)【感知】(難易度8)
PLは四人いたはずの衛兵が一人いなくなってることに気づく。石畳を走り去る足音が聞こえた。

マリーザ「くっ、皆さん、残りは私にまかせて犯人を追ってください! おそらく正門から逃げたようです! これを!」
と、マリーザはPLに『魔術人形』を投げ渡す。PLの状況次第で『万能薬』も追加。(『万能薬』を持ってない場合や、宝石のアイテム鑑定に失敗していた場合)

マリーザ「それを使えば犯人との距離が分かります。ですが離れすぎるとダメです! 急いで!!」

<PLが階段から降りようとする場合>
マリーザ「なにグズグズしてるの! 急いでいるのなら窓から飛び降りればいいじゃない!」
とPL達を窓から蹴り落とす。
マリーザのセクシーキックにより最上階から地面へ落下 各自ダメージ1D(貫通)

§4 追跡

以降、教会(エリアN)からスタートして、PLは一ブロックづつエリアを移動して犯人を追う流れに。
(二手に分かれるなどは可能)
1エリアを移動するごとに5分経過とする。

犯人はこの時点でエリアGにおり、以降5分ごとに終点へ向かって1エリアづつ移動する。ルートは2パターンあり、PLが最初にどちらに移動したかで決定。
★PLが最初に に向かった場合 G→H→I→J(終点)と移動する。
★PLが最初に に向かった場合 G→F→B→A(終点)と移動する。

<『魔術人形』>
(アイテム鑑定不要)
お腹の部分を押すと渋い声でしゃべる。何度も使用可能。
その際のセリフは「んん~わたしメリーさぁん~、今ぁ~あなたの○○にいるのぉ~」
○○の部分は以下4パターンであり、使用者と犯人が何エリア分離れているかで変化する。(PLに対し、4段階あることは説明するが、具体的な距離までは伝えないこと)
・(同じエリアにいる場合)「すごく近く」
・(1エリア離れている)「やや近く」
・(2エリア離れている)「やや遠い」
・(3エリア以上離れている)「だいぶ遠く」

■エリアN(スタート地点) センチュリア聖教会

周囲に人影は見当たらない。目撃者もいないようだ。
(この時点でPLが人形の存在を忘れてたら促すこと)

【感知】(難易度10)
・・・敵の足跡を発見。北へ続いている。(他エリアでは人通りが多いので足跡は見つけられない)

■エリアA 見張り塔

(通常時)特に何もなし。

<犯人の終点がAの場合>
・・・入口のドアが開けっ放しになっており、そばに兵が一人倒れて気絶している。塔の上には一瞬人影が見えた。
(気絶している兵から100Gを盗むことが可能。)
塔の中に入ると、そのまま§5ヘ。

■エリアB 住宅街

(通常時)特に何もなし。

<犯人の終点がAの場合>
物見塔に明かり、揺らめく影が。

■エリアC ▲

(通常

■エリア▲ 金持ちエリア

(通

■エリアE 北通り

「なんと! 君は地面に落ちていた10Gを見つけた!」

<Lを通過しなかった場合>
ここでLと同じ酒イベント発生

■エリアF 正門 宿屋、チョコボ屋。
門は日没時に閉ざされてる
女装していた場合「へ、変態だーっ!?」「君、そこの君、止まりなさい!」と注意される。
■エリアG 広場

噴水回りはカップルだらけ。

【幸運】(難易度9)
目撃者であるカップルを会話を聞ける。
「やだ見てダーリン、また変な人が…」
「ちっ、空気読めっつーの」

<カップルに聞き込みをする場合>
「ああ? さっきの変な奴か? そいつなら北へ(終点がJの場合は『南へ』)走っていったぜ」
「石ころ握ってぶつぶつ呟いてたわキモーイ」

■エリアH 大橋前(ほぼ確実に通る)

婆さん「(昼間と同様に)メガネメガネ…ああ、そこの方、メガネをこの辺で落としてしまったんじゃが、探すの手伝ってはもらえんかねえ」
手伝う場合は1ターン(5分)余分にかかる。

【感知】(難易度8)
婆さん「ありがとうねえ。はいお礼」
『HPポーション』を手に入れる。

■エリアI プェル=グランデ大橋

気の柵が壊されており、そばに兵が一人倒れて気絶している。橋の向こうには一瞬人影が見えた。
(気絶している兵から100Gを盗むことが可能。)

さらに進むならそのまま§5ヘ。

■エリアK ぱふぱふ屋(女装屋)

バニーガール「いらっしゃ~い。お客さん、水着とセーラーとメイド、どれがお望みかしら?」
実は女装屋。店に入るのであれば、入るPLを一人指定する。
「ぱふぱふ」という擬音と共に化粧をしてくれる。
バニーガール
「うふふ、じゃあ椅子に座って、リラックスして。それじゃあ……はい、完成♪」
店を出ようとすると、入口にはいつのまにかムキムキマッチョ(レベル9ウォーリア)が。
ムキムキマッチョ 「お代300G(仮)ですぜ」(←なんとか払える金額に調整すること。)
女装をしたPLはなんとも言えない興奮感でフェイト+1(ただし女装を解除したら無効となる)

■エリアL 繁華街 酒場

客で賑わうテラスを通ろうとすると、どじっこウエイトレスが二階からビールグラスを落としてしまい、それは君たちの頭上に降り注いでくる!

【敏捷】(難易度12)
かぶるとびしょびしょで酒臭いのでMP-3

■エリアM 中門付近

※初手でここに来た場合、ゴールをAに変更 内容をL(酒イベント)とチェンジ
焼き芋のめちゃくちゃ美味しそうな匂いが君を誘惑する!

代表者が【精神】抵抗ロール(焼き芋の精神値は2)
失敗時は焼き芋を購入(無料)。あえて買う場合は10G。

<『焼き芋』>
HP+1D回復するが、しばらくオナラが止まらなくなる。

§5 決戦(クライマックス)
■ゴール地点

(時間経過による演出な感じで>)たどり着いたちょうどそのとき、一羽の鳥が飛び立った。それを見る一人の男。
男(ダースギリー)「おや、よくここが分かりましたね」

<宝石を返せ>
「これですか、別に構いませんよ。もう必要な情報は手に入りましたので。この瞳が、かつてどこで何を見たのか、その答えを」メガネくいっ

<お前がアントワネットか>
「はは、とんでもない。少しばかりコソ泥さんの名前をお借りしただけですよ、おかげで苦もなく潜入させてもらえました」

ダースギリー「私の名はダースギリー。とあるクライアントのため、この宝石にちょいと用がありまして。返すのは構わないと言いましたが、捕まるのは困りますねえ。そんなわけで、これで一つ大人しくなってもらいましょうか」
持った腕を突き出すと、その宝石は赤く輝き光を放つ!

回避判定【俊敏】(難易度13※)
※到達に16分以上かかった場合 難易度に+2
※アイテム鑑定に成功していた場合 PLの判定値に+5
失敗すると足先が石化(=回避判定-1D)

(全員成功した場合)ダースギリー「おや、やはりご存じでしたか」
(成功した場合)ダースギリー「ううむ、どうやら私の魔力ではあまり利き目が出ないようですねえ」

ダースギリー「まあご安心を。きっちり全員始末して差し上げますよ」
指をパチンとならすとワイト3体。

★戦闘
※ダースギリーさえ倒せば残りのザコは消滅する(PLに説明すること)
・ダースギリー ×1
・ワイト ×3

識別に失敗した場合は霧変化をしっかり描写し推測できるように。
残りhp10で「黒まといの霧」解除>「超圧縮霧ハンド」へ。回避は0に。

§6 エンディング

ダースギリー「ば、バカな…こんなやつらに…ぐふっ」
そこにマリーザが駆け付ける。
マリーザ「皆さん! 無事でしたか!」
(石化が残ってる場合はマリーザが≪キュア≫を唱えて回復してくれる)

<どうしてここだと分かった?>
マリーザ「え、ええと、それは追跡用の魔法をですね……(人形を後ろ手に隠しながら)」

マリーザ「そ、それはともかく宝石は?」
マリーザ「ほっ、無事に取り返せたのですね。よかった」

<妙なことを言っていた>
「うーん、どういうことでしょうか……この宝石のこと、詳しく調べてみる必要がありそうですね」

「ともかく皆さんありがとうございます。このニセモノは衛兵に突き出しちゃいましょう」(PLが説明しなくてもニセモノと知ってる)

【感知】(難易度3 ※PLには伏せる)
マリーザが小声でつぶやいた言葉が聞こえた。
マリーザ「まったく、とんだ迷惑だったわ・・・」

<女装をしたキャラがいる場合>
マリーザ
「あの、さっきとは恰好が……そういう、趣味でしたか……」

★酒イベントありの場合
「ところで皆さんなんか酒臭いですけど……じゃあいっそ今から飲みにいきますか!わたしのおごりですよ!ゴーゴー!」

完全解決にならないように。次回への伏線を残す、尾を引くラストに。「ところであれって何だったんだろう?」

>敵を倒し、アイテムを回収するが、敵の目的は達成されてしまう?
アイテムから情報を引き出し、それを仲間に伝えた(伝書鳩とかで) 敵はサイコメトラー? モンスター?人間?<今はぼかしておく
アイテム「バジリスクの瞳」敵を石化する呪いの宝石。これでかつて魔物を石化した=この宝石の記憶を読み取り、その場所を探すのが敵の目的

シスターが本物の怪盗。警察呼ぶのは自分が危険だし、もし偽物が警察に捕まってしまうと名に傷がつくのを嫌がったので、プレイヤーに依頼。アイテムの価値はよく知らない
シスターは実力者なので、プレイヤーはおとり的な意味合いが強い
シスターの正体もはっきりとはさせずにエンド。「妙に強い、対応がいい」的な印象に。

END

§7 (補足説明)

●マリーザ(怪盗アントワネット)
昼間は教会のシスター。夜は怪盗。
盗みは趣味のようなもの。軽いノリで貧民に戦利品を配るので結果的に義賊。
本来はかなりフランクな性格だが、今回の序盤では猫を被ってる感じ。割とバブリーな性格。
「~すればいいじゃない」が口癖。
シーフ+アコライト。投げナイフなど。
今回は自分を騙った偽の予告状が偶然にも教会に届いたため、その犯人を知るための手駒として冒険者を雇った。

●ダースギリー
物の記憶を読み取れる。雇い主からその能力を買われ、『バジリスクの瞳』から記憶を読み取ることを依頼された。『バジリスクの瞳』が教会のどこかにあることまでは突き止めたので、手っ取り早く強奪するために偽の予告状を送った。(当のアントワネット本人がその教会のシスターであることは知らなかった)

●ダースギリーの雇い主
かつて『バジリスクの瞳』によって石化・封印された悪魔を復活させるのが目的。(実はその悪魔の精神体であり、自分の肉体を取り戻そうとしているとか?)『バジリスクの瞳』の記憶を調べることで、その悪魔が封印された場所を知ろうとする。

マリーザは今後の協力キャラとして、封印された悪魔は後の伏線として利用。

 

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